朝の仕事を済ませて、暫くゆっくりしていた。午前中は目が回るほど、やたらと忙しいが、家族が出て行った後の、日中のこのあたりの時間帯は、家に誰もいなくなるので、とても静かでゆっくりできる。
ちょっとこの場所は、湿気が多いのが気になるけれど。 オレがこの家に来てから、3年が経過しようとしている。
最初は戸惑いがちに接していたが、勝手がわかった今となっては、ガンガンにコキ使われている。
それはまあ、嬉しいことでもあるが。
このオレのひとときの静寂をかき消してくれるのは、長男の一郎。
バタン。
「ただいまー!急げ!急げ!」
『おかえり。例のもの、早く出しとかないと、また怒られるぞ。』
「あ!そうだった。えーっと、コレとコレとコレとー。」
『うわ!今日も派手にやったなあ。すげえなこれ。どうやったら、こんなになんだよ。あーあ、オイ!別にしとけよ!また怒られるぞ!おーい!』
行ってしまった。やれやれ。あの顔を最初に見なくちゃなんないのは、オレなのになあ。いくらなんでも、気分が悪くなるぜ。
おっと、お帰りになったみたいだな。
「ただいまー。一郎〜?いるの〜?あらやだ、もう出かけたのかしら?まったく落ち着きないんだから・・・。」
バタン。
『お帰りなさいませ。』
「今日は暑いわねえ・・・。」
『あのですね、またですね、その一郎くんが・・・。』
「アラ!何これ!まーったく!一郎ね!?いつも別にしときなさい、って言ってるのに!何度言っても駄目なんだから!」
『はあ・・・。私も散々言ったんですがねえ。』
「しょうがないわねえ・・・。うわ、臭い!んっとにもう・・・。」
『ええ、私も臭かったです。はい。』
「いけない!もうこんな時間?!夕飯の支度しなくっちゃ!パパが帰って来ちゃうわ!」
『お、奥様?!このままですか?!おーい!』
ちっ、行っちまったぜ。やれやれ・・・。やっぱ親子だなあ。おっと、旦那様のお帰りだぜ。
「ただいまー。はー疲れたー。」
「お帰りなさい、あなた。ご飯まだなの。先にお風呂入って下さる?」
「おお、わかった。」
バタン。
『お帰りなさいませ、旦那様。』
「フー、どっこいしょっと。」
『今日もお疲れ様ですね。』
「・・・ちょっと匂うかなぁ?」
『はい、お預かりしますよ。ん?!な、何ですかこの匂いわ?!も、もしかして、香水?!いや、石鹸?!』
「んー、ちとヤバイかなぁ・・・。お?これは一郎のユニフォームか。うわ!クセェ!よし、これに混ぜておくか・・・。」
『ちょ!ちょっと!旦那様!そんなことしたら、Yシャツが汚れますよ!アイヤー!止めて下さい!いくら私が優秀だとしても、そんな汚れは落とせませんよ!』
「しめしめ、これで丁度いい♪」
『だ、旦那様〜!!』
まずいな・・・。何だか奥様に秘密ができてしまった・・・。しかし、どういうことなんだ?!
「ハー、スッキリしたー。別の意味でもスッキリ。なんちって♪」
『・・・旦那様。聞き捨てなりませんな、それは。一体どういうことなんですかね?!』
「フンフフフ〜ン♪」
『鼻歌唄ってる場合じゃないでしょう!ああっ!旦那様〜!』
まったく・・・。オレには理解できないぜ・・・。あんな素敵な奥様がいるってのに・・・。
おや?長女の可愛い可愛い、花子ちゃんが帰って来たみたいだ♪
「ただいまー。あたし今日、ご飯いらないよー。ダイエット中だから。」
「あらそう。じゃあ、一郎が帰ってくる前に、お風呂入っちゃいなさい。お父さんはもう入ったから。」
「ハーイ♪」
バタン。
『花子ちゃんお帰り〜♪』
「・・・やれやれ。まったく、タカシのやつ。フフッ。」
『え?タカシって誰のこと?』
「やっぱり!こんなとこに付いてるう!」
『あああああ!なっ、なっ、なーーー!そ、それわ?!』
「やーねーぇ。エッチなんだからあ♪」
『ああああ、ひどい。ひどすぎる。オレの花子ちゃんに・・・。』
「激しかったなあ♪フフッ。」
『止めろぉ!止めてくれぇ!花子ちゃんが、そんなこと言うなぁぁぁ!』
ヒック、ヒック、グスン、グスン。でも、花子ちゃんのブラウスはいい匂いだなぁ・・・。
「ただいまー!」
「あら、一郎おかえり。」
「飯、飯ー。腹減ったー。」
「一郎!あれほど母さん言ってるでしょ?!汚れたものはちゃんとネットに入れて分けておきなさいって!他の洗濯物が臭くなるでしょ!」
「まあまあ、母さん、そう怒らなくてもいいだろうが。」
「お父さんは黙ってて下さい。他のものに汚れが付いちゃうと、なかなか落ちないのよー。」
「モグモグ。ごちそーさまー!俺、今日部活で風呂入ったから、もう寝るぞー。」
「待ちなさい!一郎〜!」
「母さん似だな、あいつは。ハッハッハ!(ホッ)」
おや、何だかダイニングが騒がしいなあ。一郎くんが帰って来たのかな?
「お母さーん、お風呂出たよ。」
「・・・まったく。わかったわ。次入るから、そのままでいいわよ。」
バタン。
『奥様、お疲れ様ですねえ。』
「ふぅー。そうそう、えっと・・・。コレコレ。(ガサゴソ)ちょっと派手かしらねえ?」
『うわ!!!な、何ですかそれわ!』
「これでお父さんも・・・。フフッ♪」
『ちょっと・・・。その歳で、赤のヒモパンですかぁ・・・。うーん。考えさせられますなあ。』
「その前に、コッソリ洗わなくっちゃ♪」
『うわー!オレ、こんなの今まで洗ったことねえよ!ウヒーィ!は、初体験♪』
いやはや、家族の洗濯物って、いろいろありますなあ。
洗濯機も楽じゃないぜ。明日も頑張ろうっと。
ちょっとこの場所は、湿気が多いのが気になるけれど。 オレがこの家に来てから、3年が経過しようとしている。
最初は戸惑いがちに接していたが、勝手がわかった今となっては、ガンガンにコキ使われている。
それはまあ、嬉しいことでもあるが。
このオレのひとときの静寂をかき消してくれるのは、長男の一郎。
バタン。
「ただいまー!急げ!急げ!」
『おかえり。例のもの、早く出しとかないと、また怒られるぞ。』
「あ!そうだった。えーっと、コレとコレとコレとー。」
『うわ!今日も派手にやったなあ。すげえなこれ。どうやったら、こんなになんだよ。あーあ、オイ!別にしとけよ!また怒られるぞ!おーい!』
行ってしまった。やれやれ。あの顔を最初に見なくちゃなんないのは、オレなのになあ。いくらなんでも、気分が悪くなるぜ。
おっと、お帰りになったみたいだな。
「ただいまー。一郎〜?いるの〜?あらやだ、もう出かけたのかしら?まったく落ち着きないんだから・・・。」
バタン。
『お帰りなさいませ。』
「今日は暑いわねえ・・・。」
『あのですね、またですね、その一郎くんが・・・。』
「アラ!何これ!まーったく!一郎ね!?いつも別にしときなさい、って言ってるのに!何度言っても駄目なんだから!」
『はあ・・・。私も散々言ったんですがねえ。』
「しょうがないわねえ・・・。うわ、臭い!んっとにもう・・・。」
『ええ、私も臭かったです。はい。』
「いけない!もうこんな時間?!夕飯の支度しなくっちゃ!パパが帰って来ちゃうわ!」
『お、奥様?!このままですか?!おーい!』
ちっ、行っちまったぜ。やれやれ・・・。やっぱ親子だなあ。おっと、旦那様のお帰りだぜ。
「ただいまー。はー疲れたー。」
「お帰りなさい、あなた。ご飯まだなの。先にお風呂入って下さる?」
「おお、わかった。」
バタン。
『お帰りなさいませ、旦那様。』
「フー、どっこいしょっと。」
『今日もお疲れ様ですね。』
「・・・ちょっと匂うかなぁ?」
『はい、お預かりしますよ。ん?!な、何ですかこの匂いわ?!も、もしかして、香水?!いや、石鹸?!』
「んー、ちとヤバイかなぁ・・・。お?これは一郎のユニフォームか。うわ!クセェ!よし、これに混ぜておくか・・・。」
『ちょ!ちょっと!旦那様!そんなことしたら、Yシャツが汚れますよ!アイヤー!止めて下さい!いくら私が優秀だとしても、そんな汚れは落とせませんよ!』
「しめしめ、これで丁度いい♪」
『だ、旦那様〜!!』
まずいな・・・。何だか奥様に秘密ができてしまった・・・。しかし、どういうことなんだ?!
「ハー、スッキリしたー。別の意味でもスッキリ。なんちって♪」
『・・・旦那様。聞き捨てなりませんな、それは。一体どういうことなんですかね?!』
「フンフフフ〜ン♪」
『鼻歌唄ってる場合じゃないでしょう!ああっ!旦那様〜!』
まったく・・・。オレには理解できないぜ・・・。あんな素敵な奥様がいるってのに・・・。
おや?長女の可愛い可愛い、花子ちゃんが帰って来たみたいだ♪
「ただいまー。あたし今日、ご飯いらないよー。ダイエット中だから。」
「あらそう。じゃあ、一郎が帰ってくる前に、お風呂入っちゃいなさい。お父さんはもう入ったから。」
「ハーイ♪」
バタン。
『花子ちゃんお帰り〜♪』
「・・・やれやれ。まったく、タカシのやつ。フフッ。」
『え?タカシって誰のこと?』
「やっぱり!こんなとこに付いてるう!」
『あああああ!なっ、なっ、なーーー!そ、それわ?!』
「やーねーぇ。エッチなんだからあ♪」
『ああああ、ひどい。ひどすぎる。オレの花子ちゃんに・・・。』
「激しかったなあ♪フフッ。」
『止めろぉ!止めてくれぇ!花子ちゃんが、そんなこと言うなぁぁぁ!』
ヒック、ヒック、グスン、グスン。でも、花子ちゃんのブラウスはいい匂いだなぁ・・・。
「ただいまー!」
「あら、一郎おかえり。」
「飯、飯ー。腹減ったー。」
「一郎!あれほど母さん言ってるでしょ?!汚れたものはちゃんとネットに入れて分けておきなさいって!他の洗濯物が臭くなるでしょ!」
「まあまあ、母さん、そう怒らなくてもいいだろうが。」
「お父さんは黙ってて下さい。他のものに汚れが付いちゃうと、なかなか落ちないのよー。」
「モグモグ。ごちそーさまー!俺、今日部活で風呂入ったから、もう寝るぞー。」
「待ちなさい!一郎〜!」
「母さん似だな、あいつは。ハッハッハ!(ホッ)」
おや、何だかダイニングが騒がしいなあ。一郎くんが帰って来たのかな?
「お母さーん、お風呂出たよ。」
「・・・まったく。わかったわ。次入るから、そのままでいいわよ。」
バタン。
『奥様、お疲れ様ですねえ。』
「ふぅー。そうそう、えっと・・・。コレコレ。(ガサゴソ)ちょっと派手かしらねえ?」
『うわ!!!な、何ですかそれわ!』
「これでお父さんも・・・。フフッ♪」
『ちょっと・・・。その歳で、赤のヒモパンですかぁ・・・。うーん。考えさせられますなあ。』
「その前に、コッソリ洗わなくっちゃ♪」
『うわー!オレ、こんなの今まで洗ったことねえよ!ウヒーィ!は、初体験♪』
いやはや、家族の洗濯物って、いろいろありますなあ。
洗濯機も楽じゃないぜ。明日も頑張ろうっと。




