小説の中に具体的な曲名が出てくることを
比較的好むタイプのカズオRですこんばんは。
作中に出てくる曲を聴きながら読むのではなく
物語を読み終えた後に聴くのが好きです。
わたしはどちらかというと陰気な小説が好きなんですが
そのお話の切なかったり物悲しかったりする世界観から抜け出ぬまま
物語を読み終えてしまったというひとつの別れにさみしさを抱きつつ
そして思い出に浸るように作中に出てきた曲を聴いたりすると
もう、きゅんきゅんしてしまいます。
作中に出てくる曲が単なるBGM的な存在ではなく
そのストーリーにとって意味のある選曲だったりすると更に良いです。
例えばアヒルと鴨のコインロッカー / 伊坂幸太郎。
現在のお話と2年前のお話が交互に語られる、いわゆるカットバック形式の小説です。
もちろん2つのお話は次第に繋がっていきます。
そして「アヒルと鴨のコインロッカー」というタイトルと
「神様を閉じ込めに行かないか?」というキャッチコピーを繋ぐのは
フォークの神様ボブ・ディラン。
Blowin' in the Wind / Bob Dylan
余談ですが、ここが"ロックの神様 矢沢永吉"でなくてよかったです。
いえ、決して矢沢さんを否定しているわけではありませんけれども!
「誰かが来るのを待ってたんだ。YAZAWAを歌う男だとは思わなかった」
大学進学のために、仙台に越してきたその日に、
矢沢永吉の「止まらないHA~HA」を口ずさみながら、
片付けをしていた椎名は、隣人の河崎に声をかけられた。
YAZAWA ver.でイメージしてみたらそれはそれでちょっとおもしろかったですが
大分世界観が変わってしまいました。
やはり楽曲の選択って大事ですね。
ちなみにこの小説は映画化もしていて
小説が原作な映画のわりになかなかよかったんですが
物語の性質上のおもしろさも小説の方が楽しめると思うし
できれば小説を先に読むことをオススメします。
というか小説をオススメします。
というか小説でお願いします。
どうしてアヒルと鴨のコインロッカーなのか
どうして本屋を襲うのか
どうして神さまを閉じ込めるのか
読めば分かります。
だけど最後は映画の予告でお別れしてみます。
小説の映画化も実は意外と好きです。
小説と、映画を、音楽が繋ぎます。
それが具体的に提示された曲だった場合
そこに関してはイメージにずれは生じません!間違いない!
というわけでまた来週!
神さま、この話だけは 見ないでほしい




