ある時、わたしの自転車のカゴにホットペッパーが入っていました。
クーポン的なものがいっぱい載っているあれです。テイクフリーなあれ。
その頃のわたしは外出する時は基本的に手ぶらだったので
カゴに入れる荷物もなかったし
なんとなく触るのもイヤだったのでそのまま放置しておきました。
そのまま入っている方が不愉快だろう、と思うかもしれないけど
まあそこはとりあえずスルーしてください。
何日か行動を共にしていると
ある日そのホットペッパーがなくなっていました。
代わりにスポーツ新聞が入っていました。
今度はスポーツ新聞との日々が始まりました。
するとある日、そのスポーツ新聞がなくなっていました。
代わりに週刊誌が入っていました。ヤンマガ的なものが。
増えるんじゃないんだね、入れ替わるんだね。
今度はヤンマガとの日々が始まりました。
このままいけば、最終的には広辞苑か何かになるんじゃないか?
わたしはそう淡い期待を持ち始めてしまいました。
そんなある日、雨が降りました。
家を出て、自転車のもとへ近づくと
わたしの自転車は転倒し
雨に打たれぐしゃぐしゃになったヤンマガが
わたしの自転車の周辺に
なんか
なんかもう
ぐしゃーってなってました。
こんなことになるなら乾燥したホットペッパーの段階で処分しておけばよかった。
近隣の住民のみなさん、そしてホリエモン(某元社長似のマンション管理人)、ごめん!
そう心の中で叫びながら、わたしはその場を後にしました。
こうしてわたしのわらしべ物語は幕を閉じました。
そして今、わたしの自転車のカゴには
アイスの箱が入っています!!




