日曜日の夜の情報番組のとあるコーナー。
今日のテーマは「結婚したい女たち」。
なんとなく、ファッション雑誌をめくっていた先輩はぐっとテレビの画面に惹きつけられる。
番組では30歳独身女性が「30までには結婚して子供がいると思ってたんですけどね〜」とどこか悲しげに話している。その女性の親まで登場して娘の行く末をどれだけ心配しているかを訴えている。
とても他人事ではなかった。
先輩は先月29歳を迎えた。また嫌なことに最近はアラウンド30なる言葉まで生まれ、なんなら「アラサー」という略語でひと括りにされてしまう年齢だ。
当然先輩もこの歳まで独りでいるなんて考えていなかった。
2年前に別れた男が最後の彼氏になるのだが、こいつがまたとんでもない男だった。金にはだらしない、女にだらしない、嘘つきなヤツだった。しかも、先輩が愛想を尽かして別れたならまだしも、そんな男にフラレタのだ。
それ以来男性とは全く縁の無い生活を奥っている。
そんな先輩に、この番組はストレートに刺さってきた。と、同時にものすごい焦りを感じる。
今、29歳。半年以内に彼を見つけたしても30歳までに結婚まで持っていくのはかなりの無理がある。いやまて、仮に30歳になったとしてもその時点で相手がいるのといないのでは天と地ほどの差があるじゃないか!
翌日、先輩は良く当たると有名な占い師に見てもらうことにした。
順番を待ちながら、先輩は思いを馳せた。「大金持ちの男性と出会える」「もう運命の人には出会っている、近くの男を良く見直すのです」なんて言われちゃうのかなとワクワクしてきた。
「次のひと」
来た、遂に順番がまわってきた。
さあ、先輩の運命の王子樣は誰?
ドクン、ドクン
「おや、この手相は・・・」
何?早く言ってよ!誰なの私の王子樣は?
「あなた・・・」
「今年は出会いの可能性無いね」
打ちのめされた。あまりにショックだった。
私の20代最後の男が、あんなヤツだったなんて・・・
それが一番悲しかったそうな。
余談。なぜ菅野美穂はスッピンなんだ?





