ウソのような本当の話 第3話「焼けぼっくいに火をつけるな!」

■焼けぼっくいに火がつく
意味:一度切れた関係が、再び元の関係に戻りやすいこと
使い方:かつて交際していた二人が同窓会で再会すると、焼けぼっくいには火がつきやすくなる
注意:「焼けぼっくり」ではなく「焼けぼっくい」

第3話 焼けぼっくいに火をつけるな!

<5章 作戦会議な夜 電話連絡編 2004年8月>
プルル、プルル、、ガチャ
銀:「はい、もしもしー?」
私:「・・・・・・・あ、」
私:「し、しばらく、俺。分かる?」
銀:「分かるよ。そろそろ電話かかって来るんじゃないかと思ってたから」
私:「てことは、なんで電話したかは分かってるってこと?」
銀:「あれでしょ?ウチのおにいとそっちのお姉さんの事でしょ」
私:「まあ、そうだね。やっぱり俺の姉ちゃんだって気付いた?」
銀:「ふっ、当たり前でしょ。」
私:「いつ気付いた?」
銀:「うちのおにいがご挨拶に行った時にお酒飲んで、私が車で迎えに行ったのよ」

やっばー、いきなりウチの家族とニアミス事件発生中!

私:「で、で、その時って車で家の前まで行っただけ?」
銀:「中にお邪魔して、ご挨拶したのよー」
私:「・・・・・・・・・」
銀:「ていうか、あれでしょ?私たちの事が知られてるかどうかが気になってるんでしょ?」
私:「まあ、つまりそういうこと。で、実際のところどうなの?そのことって話したの?」
銀:「話す訳ないじゃーん(笑)!!!そんなことしないよ!」
私:「さすが、分かっていらっしゃる」
銀:「でもでも、私、高校の時あんたの家でおばあさまとはお会いしてるじゃない?」
私:「そうだっけ?」
銀:「だから、この間こっそりおばあさまに、私の事覚えてます?って聞いちゃった。ふふふ」

でた!新たなキーマン。ウチのばあちゃん!ていうかこいつ、どんなチャレンジャーやねん!!

私:「おいおい、どんなチャレンジしてんだよ!やべーっしょ」
チャ:「なんとなくイタズラ心で。。。甘噛み程度よ」
私:「で、甘噛まれたウチのばあちゃん何て言ってた?」
チャ:「なんか覚えてなかったみたい。まあ、大丈夫よ。その後適当に濁しといたから」

ばあちゃん、ナーイス!!昔から我が家の身仏ことばあさま。細かい事を気にしないその性格、大好きだぜ!

チャ:「まあ、電話で話すのもなんだからさ。あれでしょ夏休みに帰って来るんでしょ?」
私:「うん、お盆の頃には帰るよ。そもそも電話したのもその時会おうよって言うつもりだったからね」
チャ:「分かった、帰ってくるとき連絡してね。」
私:「了解。じゃあまた」


電話会議終了。
分かった事その1:チャレンジャーは話してないので、まだバレてない。
分かった事その2:チャレンジャーと事前に会談をセッティングすることが出来た。
分かった事その3:なぜか力関係が昔と逆転 昔→俺>チャレンジャー  今→俺<チャレンジャー 

<6章 やっぱり味方を作っておこう 一番上の姉への入電  2004年8月>
ちゃくちゃくと「その日」に備えて裏工作を進める私。ここまでのところ万事うまく進んでいる。姉の結婚ごときでこんなに労力を使う事なんてないだろ普通。
とは言え、この先どんな壁が立ちはだかるか分からない。そこで決断、身内にこの事実を突きつけ仲間に引き込もう。やばい事態が起こったときに、一人で立ち回るよりもチームプレーで行きたいし。
という事で、白羽の矢を立てたのが一番上の姉。私が上京した最初の年に一緒に住んでいたのがこの人。大学受験の時は当時付き合っていたこの姉の旦那に勉強を教えてもらった事もある。そういった意味では一番私の味方になり得る人。つまりこの一番上の姉夫婦をこっちに引き込む事を決めた。

<※注意>この姉もなかなかで、一緒に住んでいたときに結婚を決めたのだが、ある日リビングに「結婚することにしました。つきましてはここにそのまま住むから、あんたは自分の家を探してね。」という置き手紙を残した人物である。なんというかフリーダムな人物。

私:「あ、お久しぶりです。」
フ:「あー、あんた元気にしてんの?」
私:「まあ、ぼちぼちですかね。」
私:「ていうか、姉ちゃんの結婚の話だけどさ、びっくりだよね。いつから知ってたの?」
フ:「あーあれね、半年前くらいには聞いてたよ。実はね。」
私:「まじっすか?じゃあ相手の方の事も知ってたってことだよね?」
フ:「旦那さんのことは1年前から聞いてたよ。私だけだけどね。」

なんと、、、この騒動は1年前からすでに起こっていたんか・・・。ていうか兄弟なんだから言えよ!

私:「あのさ、その件でお話があるんですがよろしいでしょうか?」
フ:「何よ?」
私:「これ、相当な秘密事項だよ。いい?口外しないって約束して頂けます?」
フ:「分かったから、早く言いなさい」
私:「あの、旦那さんになる人にさ妹さんがいるらしいじゃん!俺と同じ歳の、、、」
フ:「ああ、いるねー。それが?」
私:「・・・・・・・・・・・・・」
フ:「でっ?」
私:「昔、その妹と付き合って、、ました!」
フ:「はあああああああ?」
私:「なので、ムカシ、ワタシ、イモウトト、ツキアッテマシタ!」
フ:「・・・・・・・・・・・・・」
しばし絶句。

フ:「あんた、それが本当なら大変じゃない!誰かに話した?」
私:「めっそうもございません。言える訳がございません。」
フ:「どうするつもり?」
私:「ですので、隠し通すことを決意しているのですが、、、」
フ:「あんた、口が裂けてもこのことを家族に言うんじゃないわよ。」
フ:「これ、全力で協力するから、下手打つんじゃないわよ!」

味方ゲット。協力な参謀を得て、私の秘密工作はまた一歩盤石になるのであった。

次週 ウソのような本当の話 第4話「作戦会議な夜 @茨城編!」へ続く

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